アラヤシキとその住人たちが住んでいるのは、長野県北安曇郡小谷村の真木集落。
姫川と大糸線の通る谷を挟んだ向こう側には北アルプス・白馬乗鞍スキー場が見え、
北上するともうすぐ日本海。根雪が1.5〜2mはあたりまえの豪雪地帯です。
真木集落には、今も車の通う道がありません。約4キロの山道を歩いて行き来します。
生活必需品は持って山道を登るか、自分たちでつくるか。
自分の身体ひとつでできることが、はっきりわかる土地です。
以前は分校もあり、さらに山奥の集落からそこに通う子どもたちもいて、
一番多い時は約100人が暮らしていたそうです。
1972年に廃村になってからは、もともとあった家を引き継ぎ、修繕しながら、
アラヤシキの仲間たちが暮らしています。
▼写真は真木集落から見た白馬三山
(記:制作進行/中植きさら)